土地活用に関する差別化について

様々な土地活用の中で王道と言えば「アパートやマンションの賃貸経営」です。
なぜなら土地活用としての歴史が古く、様々なノウハウが蓄積されています。また税制処置、大手建設会社や不動産会社のサブリース付もあったりと、比較的金融機関からの融資が通りやすいため、オーナー様も受け入れやすい土地活用となっているのが現状です。

アパートマンションを建築した当初は、もちろん建物も新しく、賃貸経営も順調に行きますが、築年数が古くなれば、家賃も下がりまた空室も増えたりと悩みが増えます。また建物が古くなれば設備機器の老朽化、屋根、外壁の修繕も必要となります。当然このようなことを考えて土地活用を始めますがなかなかクリアできないものです。

以前のコラムにも書きましたが、当社ではこれら問題の一部解決策として企画の差別化を提案しています。
①趣味の住宅。
自家用車、自家用バイクのための集合住宅。
これは必ずしも駅近の好立地でなくても検討可能です。逆に住宅密集地だと騒音問題などのクレームが発生する場合があります。月々の駐車場代金を考えれば賃貸料金もお得に感じます。希少車などは離れた場所に駐車するよりも、自宅のガレージに置いて休日などは整備も出来ます。また、大型オートバイなどは通常のアパートやマンションには駐車できないケースが多いため、企画の段階で駐車スペースを確保するようにします。

②デザイナーズマンション。
外装をモダン仕様とし、室内は通常のフローリングや壁紙ではなくしっかりとしたコンセプトを設定し、ターゲット層を絞り込みます。設備機器も吟味し、例えばコンロ1つのミニキッチンでは無く、ガスコンロ2口を備え、調理場付のキッチンを揃えるなど一般的なキッチンとの差別化を図ります。

③猫・犬同居型マンション。
ペット可のマンションは増えてきていますが、従前の入居者が居住中の場合はトラブルになりやすいため、猫飼育専用マンションや犬飼育専用マンションを企画します。猫であれば、室内を猫の習性に合わせた造りにしたり、犬専用であれば、専用部分に足洗い場や屋上をドッグランとしたり通常の集合住宅にはない設備や仕様を作ります。

④防音マンション。
音大生や音楽活動を行っている人が主なターゲット。
この企画は、既に他社で建築しており一定の成果を上げています。防音設備が必要で、建築費が高額となりますが一定の需要は必ずあります。少子高齢化社会と逆境となりますが、都心部や都心部周辺の都市圏では、賃貸アパートマンションの需要が落ちる事はありません。

まとめ

上記のようなコンセプト型マンションは一般的なアパートやマンションよりも建築費が高めになりますが、長期安定収入の一つの決め手となります。そのためには周辺の調査を行い、ターゲットを絞って企画をすることで、長い期間需要されつづける建物を目指します。

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