土地活用の悩み

土地活用のコラムも24回目となり様々な角度から土地活用のご紹介をしてきました。
しかし残念なことに100%確実な方法はないのが現状です。

①建物を建築する開発型の土地活用(例えば賃貸マンションやアパート)では、市場経済により建築費が高騰する場合があり、バブル崩壊やリーマンショックの様な場合では、金融機関が融資を止める場合があります。
建築中のゼネコン倒産リスクもありますし、運営者の撤退、倒産リスクもあります。
昨今のハウスメーカー会社の施工不良問題は、賃貸経営が順調に見え、かつ大手ハウスメーカーの施工・運営であってもリスクが存在することを証明しました。大手会社の提案だからといって安心できない、ということです。

②初期投資を抑えたコインパーキングやコンテナボックス、ソーラーパネル発電はどうでしょうか。やはり運営者リスクや自然災害とは無関係とは言えません。

③借地にて地代だけを貰うパターンもありますが、多くの運営会社は自前で建設を行いません。
建物を建てるから地上権の設定をさせてほしいという場合もありますが、これでは土地を手放したことと同じです。
土地の売却を考えた選択肢としてはありですが、周辺相場で売却が出きればメリットがあります。しかし地方の土地では売却も難しいです。

一例をあげてみましたがリスクがない土地活用はありません。
企業をしたり、新しいプロジェクトを始めたりする場合でもリスクはありますね。それと同じです。
どんな場合でも「リスク」があることを承知して進め、どう乗り切るのかが大切だと思います。
土地活用が正しい方法かを判断するのは難しいと思いますが、間違った土地活用を行わないことはできます。
当社も様々なオーナー様から相談を受け、商圏や地域の人口動向の分析、運営会社への打診などを行った結果、土地活用は難しいとの回答を伝えるケースも多くあります。リスクが大きいにもかかわらず無理に融資をつけて土地活用を行うことを進めません。
土地活用の方法はたくさんありますので、自分の土地にはどんな方法が合うのか、なぜいいのか悪いのか、自分はこんなことがしたいがだめなのか、いろいろと質問して回答を得ることで土地活用の方法が見えてくることもあります。
大手会社の提案だからと言ってすぐに決めず、必ず数社の意見も聞くことが重要です。

まとめ

所有地の地域や家族の属性、相続人の状況、周辺環境などみなさんにおける状況は様々なので、土地活用の方法に決まりはありませんし、この土地活用の方法なら絶対成功するということは言えませんが、それでも少なからずのリスクを背負って土地活用を行ない節税対策や長期安定収入にて、当初の目的を達成したオーナー様も多数います。
当社としては、土地活用にお悩みのオーナー様にご相談していただいて、解決できる悩みを1つ1つ乗り越えてオーナー様に少しでもリスクの少ない方法で納得のいく土地活用をご提案したいと思っています。

>>無料相談実施中 ご相談はこちらから